院長よりみなさまへ
当院の理念
地域の「運動器の健康」に貢献すること
当院の基本方針
- 運動器の家庭医として、運動器疾患の早期発見、早期治療に努める
- 運動器の障害により低下した、生活機能の回復を目指す
- 患者様の運動機能を維持増進し、地域の「健康寿命」を延ばす
運動器という言葉をご存じでしょうか。身体活動を担う筋・骨格・神経系の総称であり、筋肉、腱、靭帯、骨、関節、神経(運動・感覚)、脈管系などの身体運動に関わるいろいろな組織・器官によって構成されており、その機能的連合が運動器です。みなみ台整形外科は、運動器疾患を専門とするクリニックです。
便利な世の中は、筋肉・骨・靭帯等の衰えを促進し、運動器の障害を増加させています。運動器の障害は、生活する機能と直結しており、運動器の保全は人生の生き甲斐や人生の質(QOL)に大きく関与しています。 厚生労働省が発表した2014年の日本人男性の平均寿命は80.50歳、女性は86.83歳。一方、健康上の問題がなく、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる期間を示す「健康寿命」は、2013年の時点で男性は71.19歳、女性が74.21歳でした。健康寿命と平均寿命の差は、男性で9.02年、女性で12.40年であり、この期間は介護など人の手助けが必要となる可能性が高い期間ということになります。
要介護状態になる要因として、骨折や関節疾患などの運動器疾患は実に全体の1/3をしめており、運動器の健康維持が健康寿命延長のために大切であることが分かります。このため、日本整形外科学会をはじめ、各運動器関連学会からロコモティブシンドローム、サルコペニアなどの概念が提唱され、超高齢化社会へ向けた取り組みがなされています。
運動器の健康は、子供の頃からの生活習慣の積み重ねです。運動器の健康のためには長期的な戦略が必要であり、子供からお年寄りまで、正しい知識の普及と取り組みが大切です。みなみ台整形外科は、全世代における運動器の健康増進に寄与することで、地域社会に貢献します。
院長 細野桃子
略歴
横浜市立大学 医学部 卒業
東京大学整形外科に入局し、
・東芝林間病院
・横浜労災病院 などの関連病院で勤務
資格
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定スポーツ医